冬の展示が始まりました

熊谷千代美さんが描く園原

 園原にある殿島旅館に生まれ、長年園原をみてきた熊谷さんの水墨画のなかから、園原を描いた作品を中心に11点展示します。熊谷さんは、古代東山道ゆかりの園原を地元の目で幾つかの水墨画によって切取ります。そこには変わらない地元の風景があります。

 

 一方で、作品「故郷慕情」は、恵那山トンネルができる前の横川渡(よこかわど)について、昭和50年(1975)に完成したトンネルと中央道建設で大きく変わった郷土を偲んで描かれたものです。かつて横川渡は智里西の中心として、診療所、郵便局、農協など主要な施設がおかれ、多くの民家があり、昭和41年(1966)からはじまった工事により工事に携わった人々も多く住んでいました。その対比に熊谷さんの地元への想いが伝わるかと思います。

詳細はこちらのボタンをクリック!